ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギーリーグ)特集 【注目チーム】KRCヘンク (伊東純也所属)
本日はベルギーリーグ特集。近年のサッカー界においてベルギーという国の成長は目を見張るものがあります。
記憶に新しいのが昨年のロシアワールドカップの日本対ベルギーでしょう。2点を奪い一時はリードしていたものの地力の差を見せつけられ最後の最後で逆転負け。悔しいという想いと同時にベルギーの強さを日本国民が思い知った一戦だったと思います。
そんなスター軍団の母国リーグであるジュピラー・プロ・リーグについて詳しく見ていきたいと思います。
ジュピラー・プロ・リーグ
リーグの形式
ジュピラー・プロ・リーグは年間を通してレギュラーシーズンとプレーオフを行い優勝チームが決まる。
16チームがホーム&アウェーで計30試合を行い、その上位6チームがプレーオフに進出する権利を得る。
プレーオフは、レギュラーシーズンで積み上げた勝ち点の半分でスタートし、ホーム&アウェーで勝ち点を競い、一位になったチームが優勝という少し変わった方式である。プレーオフまで進出したチームは年間で計40試合を行うのでまあまあハードなリーグ。(プレミアリーグ:年間38試合、ラ・リーガ:年間38試合、セリエA:年間38試合、ブンデスリーガ:年間36試合)
日本人選手の増加
ベルギーリーグには日本人選手が非常に多いです。数年前はブンデスに日本人が集中してましたが今はベルギーがトレンドです。
ベルギーリーグに日本人が多い理由は
- 外国人枠の規制がない
- 若手育成→売却という運営方針のクラブが多い
- DMMによるシント=トロイデンVVの経営権取得
3.が最も大きな理由です。日本企業の進出により移籍しやすくなったことが要因です。
ベルギーリーグ所属日本人選手
ベルギーリーグ所属メンバーを具体的に見ていくと、
- 鈴木優磨(シント=トロイデンVV)
- シュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV)
- 伊藤達哉(シント=トロイデンVV)
- 森岡亮太(シャルルロワSC)
- 伊東純也(KRCヘンク)
- 豊川雄太(KASオイペン)
- 小林祐希(ワースラント=ベフェレン)
- 久保裕也(KAAヘント)
- 植田直通(セルクル・ブルージュ)
- 三好康児(ロイヤル・アントワープFC)
合計10名が2019年10月現在ベルギーで活躍しています。現役の日本代表、元日本代表が大多数で今後の活躍が期待されます。
また、ベルギーリーグを生中継で観るならスカパー!です。他にもブンデス・ポルトガル・セリエAも見れるので日本人選手の活躍を見たい人にはお勧めですね。
注目チーム KRCヘンク(伊東純也所属)
名門アンデルレヒトを抑えての優勝
僕がイチオシする注目チームはKRCヘンクです。昨シーズンに日本代表の伊東純也が柏レイソルから期限付きで加入し、8年ぶりにリーグを制覇したチームです。ベルギーには優勝回数34回を誇る名門アンデルレヒトがいますが、その名門を抑えての優勝、そしてCLグループステージ出場権を獲得しました。
CLでの戦いぶり
CLではなかなかカオスなグループに入ってしまいました。前回紹介したザルツブルク、イタリアの強豪ナポリ、前回大会覇者リヴァプールと同組で決勝トーナメント進出の可能性は高くはないとみられていますね。初戦では南野・奥川所属のザルツブルクに惨敗(2-6)してしまいましたが、直近のナポリ戦では意地のスコアレスドローで勝ち点1を獲得しました。
↓ザルツブルクの記事
次戦は欧州王者リヴァプールを10/24(木)にホームに迎えての一戦です。伊東がどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。DAZNで生中継してますよ!
実はスター選手をかなり輩出している
ヘンクにかつて在籍した選手を見てみると有名選手がかなりいます。
- ケヴィン・デ・ブライネ 2008-2012 (現マンチェスターシティ)
- ティボ・クルトワ 2008-2011 (現レアル・マドリード)
- カリドゥ・クリバリ 2012-2014 (現ナポリ)
- セルゲイ・ミリンコビッチ・サヴィッチ 2014-2015 (現ラツィオ)
- レオン・ベイリー 2015-2017 (現レバークーゼン)
- ウィルフレッド・ディディ 2015-2017 (現レスター)
- スティーブン・ドフール 2004-2006 (現バーンリー)
- セバスチャン・ポコニョーリ 2003-2007 (現スタンダール・リエージュ)
- ディディエ・ゾコラ 2000-2004 (トッテナム、セビージャ等で活躍)
- 鈴木隆行 2002-2003 (元日本代表)
注目選手
伊東純也
日本が誇る快速ウインガー。50mを5秒台で走り、永井謙佑や前田大然、宮市亮と並んで日本屈指のスピードスターといえる。また、2017年に日本代表に選出されそれ以降コンスタントに招集され続けている。先日10/10(木)に行われたカタールワールドカップアジア二次予選モンゴル戦ではスタメン起用に応え3アシストの大活躍を見せた。とにかく縦への突破力があり抜ききる前のクロスの質も高いのに加え、中にも切り込んでいける。もう少し決定力が付きゴールが増えれば四大リーグの中堅クラブからのオファーは十分あり得ると思うので、今シーズンのヘンクをけん引して頂きたいですね。
ムブワナ・アリ・サマッタ
タンザニア史上最高傑作といわれエースナンバー10番を背負う男。スピード、嗅覚、スプリント、スタミナなどの高い身体能力を活かしてゴールを奪う。昨シーズンは23ゴールを決める活躍を見せ、得点ランク2位で優勝の原動力となった。伊東の制度抜群のクロスとハマればチームをもう一段階上へ押し上げてくれるキーマンだと言える。
サンダー・ベルゲ
身長193cmの大型ボランチで、フィジカルを前面に押し出したボール奪取に加えて、長短のパスを織り交ぜたゲームメイクもできる21歳のノルウェー代表。各国のビッグクラブからの関心が寄せられており、マルティン・ウーデゴーらと共にノルウェーの未来を担う新星。この年齢にしてすでにベルギーリーグのスター選手としての地位を築いている。将来性も踏まえると本当に楽しみな選手ですね。
おわりに
日本人選手が多数所属し、各国の将来有望な若手も多く所属するベルギーリーグは海外サッカー通なら押さえておきたいリーグかな、と思います。
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