タロス日記

新卒一年目、23歳、銀行員、日々黙々と働き疲弊していく中で、はてなブログに出会った。このブログでありのままを発信することで素敵な自分と出会い、生きる目標を見つけ、石原さ〇みと結婚し、宝くじで3億円当て、幻のハッピーライフを手に入れたい男の旅が始まった。

新卒一年目地方銀行員の苦悩

こんにちはタロスです!

記事の更新ペースがなかなか上がらず月に2~3本の更新に留まっている今日この頃のタロスです。

もっと更新頻度を上げねばと思う反面、平日は心身ともに疲れ帰宅後は体力が残っていないというフニャフニャのもやし具合が続いています...

ここ最近の2ヶ月間は社会人になってから、いや、これまでの人生の中で最も精神的に苦しく暗闇の中でもがいてるような状況です。

その中で日々たくさん悩み、自分の中で渦巻いている想いを文字に起こそうと思います。

同じような気持ちを抱えている人の支えになれれば幸いです。
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銀行員を辞めたい

見出しの通りです。

入社して一年もしないうちにこのような思いになるとは思っていなかったです。

入社する前の自分が聞いたら、「根性なし」「ダメな奴」「社会不適合者」って思っちゃうでしょう。

でも、

今すぐにでも辞めたい。

何故か?

単純に”しんどいから”なんですけど、それをもっと掘り下げていくと以下の理由が浮かび上がってきました。

銀行の異常な文化・体質

軍隊のようなあいさつ 

まず驚いたのが軍隊かのようなあいさつの習慣。

社会人として挨拶はできて当たり前ですが、お昼休憩に上がる時と戻った時に1人ずつ「お昼頂きます」「お昼すいませんでした」と言っていかなければいけない文化。

すいませんでしたに至っては理解不能で休憩を取ること自体が何か悪いことをしているかのような錯覚に陥ります。

お昼以外にも、研修や休暇の際にも同様のあいさつを一人一人にしていかなければいけません。

上司を気持ちよくさせる為だけの飲み会

飲み会の概念が自分の中で変わりました。

まず企画から清算に至るまですべてが面倒です。

ただでさえ時間のない日常業務の中で、回覧作成・店予約・席のくじ作成(皆上司の横に座りたくない為)・代金立替(一番給料の少ない新人が立て替えるのはおかしい)・後日計算して代金請求の回覧作成などなど煩わしい作業が毎月のようにあります。

飲み会では料理を取り分け酒を注ぎに回り自分が食事する時間はほぼ皆無。

はじめのうちはこれが社会人か。と割り切っていましたが何度もこなしていくうちに自分の貴重な時間をこんなことの為に使っているのがばからしく感じるようになりました。

旅行積立という悪しき風習

毎月の給料から自動で差し引かれ、年一回の支店旅行の為に勝手に許可なく積み立てられています。

支店旅行は前記の飲み会とは比べ物にならないぐらい精神をすり減らします。

行先を決めるのにも回覧でアンケートをとり、上の者の意向をくみ取りながら全体の不満が出ないように配慮して決定しなければいけません。

さらに新人は宴会芸をさせられるのですが、一か月以上練習を強要され事前に上司の審査をクリアした上での披露となります。

一人一人の個性や性格は完全無視で身体を張った芸をさせられるという時代錯誤の悪しき風習が令和になった今も続いているのです。

この地獄旅行の為の1年間の積立が無くなり、自分で使えるとしたら好きな国へ海外旅行行けちゃいますよね...

 

地域貢献活動という名の地域からの便利屋扱い

地銀は地域密着であるがゆえに取引先や商店街、地域のイベントに土日に引っ張り出されます。

新人なんて取引先なんか持ってなくても半ば強制的に駆り出されます。

今まであったのが地域の祭りに出席(何をするでもなく”出席した”という事実を作るためだけに若手が駆り出される)、平日早朝6時にゴミ拾い(そのあと仕事)、ボランティアスタッフ、早朝から取引先の座禅イベントに出席させられる等数えたらキリがありません。

休日という個人の自由な時間をさも当たり前のように奪う文化が許せません。

 

斜陽産業である

新聞やテレビを見ている人ならばご存じだと思いますが、マイナス金利や人口減少・高齢化による地方経済の衰退、テクノロジーの発展など地方銀行にとってはダイレクトに収益減につながる不安要素が多すぎます。

 世間では「銀行はいずれ無くなる」「将来性が無い」などと言われていますが実際のところはどうなんだろう?と漠然と考えていました。

そして、たかが8カ月ほど働いた新人の戯言ですが、実際に行員として間近で銀行を見てきて「相当厳しいものがある」と感じました。

例を挙げるならば、「人員削減」です。

僕が入行して以降うちの支店は転勤により支店トータルの人数は入行時に比べマイナス2人になりました。

この結果、仕事量はこれまで通りなのに対して人数は減ってしまったので一人当たりの業務量が増え様々な場面で影響が出ています。

お客さんを待たすのはもはや当たり前に変わりつつあり、行員はいっぱいいっぱいなので常にイライラしています。

会社としては「事務の効率化による営業店の人数削減」などと言っていますが、本当の理由は二つあります。

一つ目が、辞めていく人が多いので人員補充が追い付いてない。

二つ目が、業績の悪さからくる人件費削減。

営業店で働いている現場の行員にしわ寄せがきていると感じます。

こういった記事がたくさん出るのにも納得せざるを得ない状況であることをひしひしと感じます。

corp-research.jp

上司・先輩の姿を見て「こんな風になりたくない」と感じた

みんな顔死んでます。

その反動かわかりませんが飲み会では愚痴で盛り上がります。

これはどこの会社でもそうなのでしょうか。

僕は社会人一年目なので偉そうなことは言えませんが、将来こんな風になりたくないです。

 

投資信託・保険・外貨建商品の個人ノルマ

会社ですからノルマがあるのは当然です。

でも売ってる商品が本当にお客様の為になるとは限らないのに、だれかれ構わず手数料の高い商品を売りつけて収益を稼ぐというのはどうなんでしょう?

言い方は悪いですが、お客さんを言いくるめて商品を買わせるゲームのように思えて仕方ないです。

転職をする決断をしました

上記の「辞めたい理由」(たくさんありすぎて書ききれていませんが笑)により、銀行の文化にそもそも自分が合ってない、この業界に身を置いていても経済的にも精神的にも豊かになれるイメージがどうしても湧かない、と感じ転職を決断しました。

正直、「逃げじゃねえか」「根性なし」などと思われても仕方のない部分もあるとは思います。

しかし若い今のうちだからこそ、売り手市場の今だからこそ、第二新卒カードが使える今だからこそ早めに見切りをつけて環境を変える必要があると思います。

もちろん転職先で今よりもひどい環境になるリスクは0ではないですがそのリスクも承知したうえで、より自分らしく働けて将来に少なからず希望が持てるようになるためにこれから転職活動をしていこうと思います。